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de.te.ri.o.ra.tion

NEWS

2018年7月2日

“CONCENTUS”BGMリスト

当レーベルオーナーの橋本が選曲した、6月9日デテリオレーション主催イベントCONCENTUS”のBGMリスト『前編』を公開します。

橋本による解説(以下)と共にお楽しみください。

 

“CONCENTUS”のコンセプトとして、サロンやラウンジのような雰囲気を作りたいというのがあったので、

(勿論、そんな社交の場に縁は無いので想像のサロンですが)

イージーリスニングやクラッシック音楽を中心とした4つのプレイリストを作りました。

前編と後編の2回に分けてNEWS更新します。

その中の一部はde.te.ri.o.ra.tionのSoundCloudとApple Musicで聴けるようにしましたので、

リストを見て興味を持っていただけるようでしたらぜひ。

①BGM1『オープン~.Boys Age』はマントヴァーニ・オーケストラのプレイリストです。

Mantovani Orchestra

Around The World

LimeLight(Theme)

Stranger In Paradise

Charmaine

Moon River

Autumn Leaves

Love story Theme

The Moulin Roughe Theme

Fly Me To The Moon

Theme From “A Summer Place”

Misty

Greensleeves

指揮・編曲者マントヴァーニによるカスケーティン・ストリングスという技法は、

主旋律を複数のヴァイオリンパートが交代して演奏するという特殊な編曲で、

その効果は音の途切れ目のない流麗なサウンドを作り出します。

音響機器の発達していない1950年代に作り出された、美しいリバーブのようなサウンドは

イージーリスニングの基礎となりました。

会場で流した音源は、よりノスタルジックなムードを演出したかったので

音源にさらにイコライザー処理をしたものを用意しました。

②BGM2『Boys Age~Ceremony』はヨハン・セバスチャン・バッハのプレイリストです。

Cantata No. 29, “Wir Danken Dir, Gott, Wir Danken Dir”, BWV 29: No. 1. Sinfonia

/ Collegium Vocale Gent and Philippe Herreweghe

Orchestral Suite No.3 In D Major,BWV1068

/ Herbert Von Karajan&Berliner Philharmoniker

Invention No.8 In F Major,BWV779

/ Glen Herbert Gould

Invention No.14 In B-flat major BWV785

/ Glen Herbert Gould

Invention No.14 in D Minor,BWV775

/ Glen Herbert Gould

Bach Cantata BWV147 10 “Jesu Bleibet Meine Freude”

/ Münchener Bach-Chor,Bachwoche Ansbach&Karl Richter

prelude And Fugue No.7 In E-Flat Major,BVW 852 Prelude

/ Glen Herbert Gould

prelude And Fugue No.7 In E-Flat Major,BVW 852 Fugue

/ Glen Herbert Gould

Prelude And Fugue No.2 In C Minor.BWV847 prelude

/ Glen Herbert Gould

Prelude And Fugue No.2 In C Minor.BWV847 Fugue

/ Glen Herbert Gould

Wachet Auf Ruft Uns Die Stimme,BWV646

/ Karl Richter

Brandenburgische Konzerte No.3 ,BWV1048 I.

/ Herbert Von Karajan&Berliner Philharmoniker

Brandenburgische Konzerte No.3,BWV1048 II.

/ Herbert Von Karajan&Berliner Philharmoniker

Brandenburgische Konzerte No.3,BWV1048 III.

/ Herbert Von Karajan&Berliner Philharmoniker

曲目を見て気づかれるかたもいらっしゃるかもしれませんが、

ウェンディ・カルロスが1969年に発表した、バッハの楽曲をモーグシンセサイザーで演奏・多重録音した作品

『スウィッチト・オン・バッハ』と全く同じものです。

BGM2ではこのアルバムと近い雰囲気で聴けるのでは?と思う演奏を探してみました。

ヘルベルト・フォン・カラヤンとカール・リヒターには60年代へと向かっていく同時代性を、

グレン・グールドはピアノとシンセサイザーという、バロック時代にはない楽器で演奏しているという共通性、

僕はクラッシック音楽に明るくないので、詳しい方にはひどく浅はかなものに思われるでしょうが、

楽しんでいただけたら幸いです。

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