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MAGAZINE

橋本竜樹の日記             2020.06.05-06.11



6月5日
ステゴロ

諸々、支払いのために銀行へ行く。仕事はしていないけどお金は出ていく。通帳記入をしたら持続化給付金が入っていた。「毎日のんびりしているだけで、お国から金が支給された〜」と喜んでいたら、妻に“お国”はやめろと怒られた。ステゴロ気質の妻なので、へりくだる笑いは通じない。たくさん払ってきた税金がちょっとだけ戻ってきただけだとか、あれこれ考えるのは止めよう。


6月6日
満月

昨晩の満月をストロベリームーンとかいうらしく、夜空を見ながら酒を飲んでいたら寝てしまっていた。昼前に起きて、息子のためにラーメンを作る。チャーシューはないけど、煮汁が残っているので、豚バラの薄肉を焼いて、煮汁につけておく。ついでにゆで卵もつけておく。煮汁はそのままカエシにする。乾麺は棒ラーメンを常備している。青ネギだけはかかせない。自作ラーメン、とても美味しいとは言えないけど、自分の好きなラーメンに美味しいはそこまで必要でないらしい。これくらいでいい。卵の黄身が満月に見えなくもない。今、こじつけた。

(合羽橋で買ったラーメンどんぶりが愛おしい)


6月7日
アーリオ・オーリオ

妻のためにアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作る。ニンニク、唐辛子、塩、油、そして炭水化物。この栄養価の偏ったパスタが一番好きらしい。お茶漬けみたいなものだと思う。僕はイタリアに行ったこともないし、料理家でもないので、自分のつくるパスタがどういうものなのか判らない。作る音楽にしても、欧米文化のつまみ食いだし、自分の生活のどこを切り取っても根無し草的に思える。ただ最近は、そんなことを気に病むことが、過大な自己評価を原因としている気がして、傲慢だと思うようになった。自分を見失うと毎日が生き辛い。パスタを作っている間は、そんなことを考えていたけれど、油、ニンニク、炭水化物、そしてアルコールを摂取したら、もうご機嫌だった。満腹で軽薄にシエスタとか言いながら昼寝する。



6月8日
ナオヤ・タカクワ

月曜日はナオヤ・タカクワの日記の更新日。毎週、楽しみにしている。今週はイクラのくだりがとても良かった。昔、ある人が「バカは声が大きいのだ」と、大きな声で教えてくれた。まさにその通り、ナオヤ・タカクワの声はとても小さい。


6月9日
あて

酒のあてという言い方は、もしかしたら方言かもしれない、と思ってから十数年が経った。調べたことはない(はず)。多分、方言だと思う。

(ごはんですよとわさび)

6月10日
オロカモノメ

少し前に、ジョージ秋山が亡くなったのをネットのニュースで知った。ニコラのカウンターでオロカメンを落書きする。店主の曽根さんが筋肉少女帯のファンで、オロカメンのアートワークの作品があるのを覚えていたからだろう。絵を描かない美術部員だった頃を思い出した。その週の日記の表紙にした。

6月11日
小さいピザ

先日、シュウマイをつくった時に皮が余ったので、料理漫画なんかでよく出てくる小さいピザを作ってみた。手間をかけてつくったシュウマイよりも、市販のトマトソースで適当に作ったピザの方が好評で、残念な気持ちで自分の作ったシュウマイを食べた。それ以来、小さいピザをつくるために餃子の皮を常備するようにしている。軽くて朝食にも良いと思う。朝からお酒を飲むことになってしまうけれど。


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執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ

de.te.ri.o.ra.tion主宰、Deterio Liber発行人。

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