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橋本竜樹の日記〜2020.07.24-07.30
7月24日
ご近所さん
夜になって雨があがり、ダイゾウ君、凜開君と3人で近所をウロウロしながら飲む。ダイゾウ君とは音楽の場で知り合ったけど、音楽の話をすることは無い。なんの話をしたっけ。たくさん笑ったような。相変わらずお酒を飲むにも気を使う状況が続いている。近所で気楽に飲める縁を大事にしたい。
7/25日
ガーリックライス
二日酔いで弱っているところに子供がやってきて、「ガーリックライスと柴漬けが食べたい」と願望を明確に伝えてくる。よりにもよって二日酔いの今かと困ってしまったけれど、ご飯のことになると断れない気質で、仕方なくオオゼキへ買い物に。安いステーキ肉でそれっぽくしたら喜んでくれた。二日酔いの人はガーリックライスを食べられない。
7月26日
恋愛話
めずらしく人の恋愛話の場に居合わせるが、感受性が衰えているせいで、ことある毎に「そういう気持ちってどんなだったっけ?」といった調子で、会話のテンポについていけなかった。感受性の衰えというのは自分自身への無関心が大きいと思う。恋がしたいわけはないが、服や髪型、自分の作るもの、なんでもいいから、もう少し自分への興味を取り戻したくなった。いや、どうだろう。まあ今は野球が好きだから、それでいいかもしれない。
7月27日
マスク
棚の裏を掃除していたらアベノマスクが出てきた。なんだか大晦日みたいな気分になる。
7月28日
聖地
今年初の神宮球場へ。階段を上りスタンドへ向かう。視界に空とフィールドが広がる感覚がなによりも好きだ。涙が出そうになる。フジロックとかが好きな人もこんな感じかなと想像する。
そして雨が降る中、スワローズが大敗する様子を静かに見つめる。徳をたくさん積んだ。
7月29日
徹夜
久しぶりに仕事で徹夜をする。
7月30日
レコーディング
徹夜明けでスタジオへ。10年くらい前はこれが日常だったけど、今は在宅でデータのやりとりが中心なので、眠気と疲労感が懐かしい。今から思えば、〆切前の修羅場の渦中は、自分が音楽屋であることが実感できる幸せな時間だったかもしれない。久しぶりの忙しい現場はスワローズの試合速報を気にしながらのボーカルレコーディング。昔よりだいぶ不真面目である。
そして最高のすわほー。
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執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ