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MAGAZINE

橋本竜樹の日記             2020.04.24-04.30




4月24日

はりはり鍋

世田谷通り沿いのコンビニで水菜が安かったので鍋にする。
水菜と鯨肉なら「はりはり鍋」らしいけど、まだ一度も食べたことがない。

あごだし、みりんと薄口醤油でつゆをつくって、鯨肉を豚バラ肉で代用する。「はりはり」というのは水菜の食感のことらしい。いくらでも食べられる。こういう簡単な鍋が好きだ。

いつか鯨でも食べてみたい。


4月25日

身軽

自宅近くにある作業場の掃除をする。
こんなご時世だからか、身軽になりたいという気持ちが強くなっているけど、
作業場を無くすというのもまだ難しい。

どうせ持つならドラムとか大きな音も録音できる部屋にした方がいいのかもしれない。だったらPCは置かずに、使う人がPCを持ち込んで、自分のDAWでレコーディングできるスタジオってよくないかな。

妄想が広がったけど、それじゃ全く身軽じゃない。

※2016年 「Pun!」レコーディング中 PunPunとマメルダさん

4月26日

春菊の天ぷら

自粛生活以前から自分で作る食事にすっかり飽きているのだけど、珍しく明確に、春菊の天ぷらが食べたいと思ったので、やってみる。
それだけだと家族から不満が出るだろうから、舞茸天、三つ葉と海老のかき揚を加えた三種類。
まぁ美味しかったけど、たくさん食べられるものでもない。

実を言うと、立ち食い蕎麦の春菊天そばが食べたいだけだった。
無駄に手間と金をかけてしまった。


4月27日

サバのクミン炒め

痛みかけの水菜、ブロッコリーの芯の部分、しめじ数本、適当に集めたクズ野菜とサバの水煮缶をクミン炒めにして、昼から発泡酒を飲む。クミン味はでたらめでも何かになってくれる。助かる。

夜はスーパーで見つけた半額の数の子で焼酎を飲む。家族には肉詰めピーマンを作った。

相変わらず何もない日々だけど、退屈な日、そうでもない日、楽しい日がある。


4月28日

焼きかまぼこ

実家のある京都府北部の西舞鶴駅を出ると、バスの営業所のビルの上にある「かまぼこの街 舞鶴」という古い大きな看板が飛び込んでくる。かまぼこの街出身の職業作曲家というのは、なかなか間抜けだと思う。

先日、母親から大量の蒲鉾が届いた。コロナ見舞いのつもりだろう。
食べきれなくて賞味期限を切らしてしまったので、焼き蒲鉾にする。
フライパンに薄く油をひいて、蒲鉾を並べる。
焼き目がついたら醤油をふりかけて、軽く焦がす。

やぼったい一品だけど、なかなか美味しい。



4月29日

怠慢

天気がいい日に窓際でぼんやりするのは気持ちがいい。
僕は20代をほぼ無職で過ごしたので、怠けているだけで感傷的になれる。


4月30日

トムヤム鍋

辛いものが食べたくなったので、カルディにトムヤムペーストを買いに行く。
コロナ禍以降、昼間の三軒茶屋駅周辺は公園のように賑やかだ。

顆粒の鶏がらスープ、豆乳、レモングラス、ペーストでスープをつくる。
具材は小松菜、鶏肉、海老、厚揚げ、マッシュルーム、そしてパクチー。
適当なりにそれっぽく出来た。

よくわからない感じで4月が終わった。
ホワイトボードに妻の似顔絵を書いた。




続く

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執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ

de.te.ri.o.ra.tion主宰、Deterio Liber発行人。

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