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日雇い作曲家の日記〜 2020.09.18-09.24



9月18日
たこさん

息子の弁当に入れようとタコさんウインナーを作ったら頭の皮が破けてハゲてしまった。注意書きを読んでみると、油をひくと熱で破れてしまうことがあるのでご用心とあった。低温でじっくりと火を入れなければいけないらしい。しかし、このハゲのたこさんがなかなか良い。関西弁の「かいらしい」が似合う。うん、かいらしい。




9月19日
娘の誕生日

早いもので、娘が14回目の誕生日を迎える。どこかいきたいところとかある?と尋ねても、家に引きこもってアニメや特撮を観ているのが一番楽しい子なので、面倒くさそうな様子。実は父娘そろって、腹の中では近場のちょっといい温泉でダラダラしたいと思っているのだけど、受験を控えている長男と母親に気を遣って、それは口にできない。というわけで東京キャラクターストリートの仮面ライダーショップとポケモンショップに行って散財して、昼食に鰻を食べてきた。自分のお祝い事の場では、ありがた迷惑と言いたげな、白けた顔をしていることが多い娘だけど、今日は珍しく楽しそうにしていてよかった。


9月20日
スコーン

ミツメの須田さんと神宮球場で野球観戦をする。カープ対スワローズ、リーグ最下位を争う熱いカード。須田さんがカープファンなので、今日は外野レフトの両チームファンが分かれる境目の場所で観戦。左を向けばスワローズファン、右はカープファンで真っ赤になっており、ヒットが出れば両チームファンからの歓声とため息が入り混じる、さながら最前線といった様子で楽しい。須田さんといえばスコーンなので、少し早めに家を出て、須田さんのスコーンの師匠であるゆかさんのいるニコラに立ち寄り、手土産にスコーンの持ち帰りをお願いする。ゆかさんはスワローズファンなので「敵の為にこんな親切にすることはないのに!」と言いながらも綺麗に包装してくれた。試合結果はスワローズが快勝!と思いきや、9回裏のカープの攻撃であわや逆転というところまで追いつかれたが、なんとか逃げ切って辛勝。気持ちよく勝ちたかったというのが本音であるが、どちらのファンにとっても楽しい試合になったので良かったということにする。




9月21日
母娘

息子が塾に行っている間に、妻と娘と三人で近場にランチへ。二人の後ろをついて歩いていたのだけど、なんだか怪しい2人だった。



9月22日


夜、散歩をしていて、匂いがあるわけではないのだけど、涼しい空気が鼻を抜ける感じが紛れもなく秋だった。


9月23日
She Talks Silence

相変わらず男はつらいよを観ている。26作目のヒロインであるキャンディーズの伊藤蘭が、どこがというわけではないのだけど、She Talks Silenceの美波さんに似ている気がした。そういえばShe Talks Silenceの元相方で、今は当レーベルの手伝いをしてくれているAmiさんもどこか昭和な芸能人の雰囲気があるかもしれない。思い返してみるとポスト・パンクだけど、クラッシックな雰囲気の2人組だったなと思う。


9月24日
煮豚

バラ肉の塊が半額だったので煮豚を作った。どうせ煮るんだからと焼き目をつけずに煮始めたのだけど、なんだか見た目が美味しくなさそうで、鍋に入っている肉をバーナーで焼き付けるという横着をした。味は変わらないと思う。




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執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ

de.te.ri.o.ra.tion主宰、Deterio Liber発行人。

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