MAGAZINE
日雇い作曲家の日記〜2020.11.12-11.19
11月12日
夢
最近、よく夢をみる。睡眠の質がよくないのだろうか。夢の内容はほとんど忘れてしまうが、漠然と焦燥感や不安が残り、感情が荒ぶるようなものが多い。とても疲れる。現実の自分は年々、臆病がひどくなっていて、行動はもちろん、考え方、他人との接し方などはで事を荒立てないよう、余計な印象を残さないようにと、どうにか自分が傷つかないように暮らしている。夢の中で感情が動くのは、もしかしたら無意識に精神の老化を抑えようとしているのかもしれない。
11月13日
たまご
なぜ卵。なぜこの3球団。なぜ売れている。
11月14日
豚バラ肉
豚バラの塊肉をオーブンで焼いて、塩、ゴマ油とサンチュでサムギョプサルのようにして食べた。オーブンで焼いた理由は油が飛び散るのが嫌だから。今度、受け皿に溜まったラードで焼飯をつくろう。
11月15日
アルバイト
知人がウーバーイーツをやっている。知った時は「こんな身近に!」と驚いたが、仕組みを教えてもらうと、好きなタイミングで他人とのストレスなくお金を稼げるのは良いものかもと思い直した。僕もこの調子で仕事が減っていったら、いつかはお世話になるかもしれない。いや、配達員はみな個人事業主らしいので、厳密にはお世話にはなるわけではないらしい。しかし若い頃にこんな仕事があったら、ダメ人間として底を割り続けただろうな。とかいって、真面目に勤め仕事をした経験はないのだけど。
11月16日
酒場
飲食店で食べ物の写真を撮るのは野暮な感じがして好きじゃないのだけど、あまりに理想的だったのでついつい撮ってしまった。自慢しようと野球のグループラインに送ったけれどスルーされてしまった。みつばのおひたしとおでん、そしてラガーの大瓶。美しい。
11月17日
回転寿司
息子の受験の併願校の校内見学へ。帰りに二人で回転寿司に入る。息子は配膳が早いことになぜか焦り、早食い競争のように必死で食べていた。僕はビールと光り物、あと白エビを食べた。気がつけば息子の方がたくさん食べる。息子の食べたお寿司を数えたら握りを16貫と細巻きを3本だった。昔、セカンドロイヤルの小山内くんとサトルさんが回転寿司で大食い勝負をしていたのを思いだした。小山内くんの圧勝だったかな。
11月18日
プンプン
めずらしく赤坂でレコーディングだった。20時前に終わったので、職場が赤坂のプンプンに連絡してみると、ちょうど退勤するタイミングだったので、食事をすることに。仕事の後に赤坂で待ち合わせなんて、ちゃんとした大人みたいだ。
11月19日
弁当
残り物の都合で変に豪華で野暮ったい弁当ができた。
・赤魚の粕漬け
・卵焼き
・手羽元のさっぱり煮
・蒲鉾の醤油炒め
・ピーマンの醤油炒め
・南瓜の煮物
もし新幹線なら、新横浜でビールを開けたとして、余裕で富士山がみえるところまで飲めそうだ。
前回までの日記
執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ
de.te.ri.o.ra.tion主宰、Deterio Liber発行人。