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MAGAZINE

日雇い作曲家の日記〜2021.03.04-03.10



3月4日
若者

自分自身が若者だった頃から、まあまあ歳をとった今まで、どの時代においても、その時々の若者の気持ちがあまりわからない。それでも振り返ると、自分もその時代に居たという感覚だけは残っていたりする。


3月5日
のり弁

のり弁にしては賑やかだ。さつまいものレモン煮は奥さんが作ってくれた。「さつまいもは飢饉から救ってくれるから〜」は祖母から引き継いだ僕の口癖。



3月6日
The Man Who Dies Everyday

毎日、「自分は終わってるなあ」と思う。仕事の才能だったり、身体的なことだったり色々あるけれど、悲観的な感じではない。ただただ自然に、その言葉が頭を過るだけのこと。それで落ち込むでもない。そういえばUltravoxに『The Man Who Dies Everyday』という曲があったのを思い出したので、歌詞を検索してみる。

“Someone stood beside me for a moment in the rain
A silhouette, a cigarette, and a gesture of disdain
I felt a dark door open, saw a sudden ghost come through
A spark leapt from my fingertip and I knew it must be you

Ain’t you the man who dies every day?
You’re the man who dies every day
You’re the man”

よくわからなかった。


3月7日
岐路

人生の岐路なのか、そんなでもないのか、わからないけど、とりあえず身辺の環境が変わりそうな友人と食事。ネガ寄りな話題でも笑いながらできる、正論の出番がない酒は健全で楽しい。


3月8日
手抜き

買ってきた穴子の蒲焼きを乗せるだけの手抜き弁当。でも卵は焼いた。



3月9日
de.te.ri.o.ra.tion

早起きして子供二人のそれぞれのリクエスト弁当を作った。焼肉弁当と穴子の柳川飯。ここまでしなくていいだろうと途中で後悔したので、もう二度としないと思う。これからは弁当は同じものを食べてもらう。昼はレーベルのスタッフをしてくれているアミちゃんとリンカイくんとランチ。3人で会うのは随分と久しぶりかもしれない。近況報告してるだけで楽しい。もうしばらくの間は静かなレーベル活動になるかもしれないけど、細くでも続けられるといいかな。


3月10日
神宮開幕

今日は神宮開幕戦のチケット発売日だったけど、アクセスの集中でログインできず、結局買えなかった。SNSでは転売屋への恨みつらみが一杯だった。チケットが取れなかったのは残念だけど、そこまでではないかな。にしても毎日、仕事が忙しいな。


前回までの日記


執筆者:橋本 竜樹 / ハシモト・タツキ

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